2015/08/19 投稿者 : rs-admin
ブログカテゴリ : C6, CITROEN, アイシン製6速A/T, 修理・車検
長期お預かりしておりました都内J様のC6がお返しできました。
最近事例の多い、油温が上がると酷い変速ショックが出る症状です。
A/Tのオイルパンを開けて部品の交換です。
やっと部品の入手経路が確立できました。
これは個人的な見解ですが、やはり日本では絶対にATFの定期交換が必要です。
メーカーが何と言おうとも必要です。
それは結果が物語っています。
ATF劣化による摩擦でバルブボディ系が正常に作動しなくなり特に油温が上がれば
オイル粘度低下により正常圧が保てなくなり変速が適切ではなくなります。
オイルは酸化劣化しますし、特に高い温度が続く状況では劣化を促進してライフが
短くなります。
真夏の渋滞はクルマにとって地獄です。
ではなぜメーカーが無交換を謳うのでしょうか。
日本以外ではこんなに短期で不具合が出ないからです。
それはまさしく交通事情による所が大きいと思います。
こんなに信号の多い国は無い、ストップ&ゴーや渋滞が異常に多いと言う事です。
先日ある専門家の方とお話しする機会がありまして、某ドイツメーカーのある部品の
耐久試験で6年間は持つと認めれれた部品が、日本では2年しか持たなかったそうです。
また、バスのA/Tに良く搭載されているアリソンのA/Tも日本固有の壊れ方をすると
メーカーが改善に力を入れ始めたそうです。
ATFの定期交換をお勧め致します。
プラスはあってもマイナスはありません。
A/Cが冷えません。
記録では昨年の8月に冷えなくなってガスを入れています。
ガスを注入するバルブの高圧側が濡れていましたので高低圧2個交換しました。
ここはどの車も良くダメになります。
ガスが漏れて冷えなくなったらただガスを補充するのではなく、バルブを点検して
交換する事をお勧め致します。
ガスを入れて冷えを確認。
吹き出し口温度が6℃になりました。
J様有難うございました。