2016/03/04 投稿者 : rs-admin
ブログカテゴリ : C6, CITROEN, PEUGEOT, RENAULT, お役立ち情報, 修理・車検
去年あたりからシトロエン/プジョーのマルチリンクサスペンションのフロントロアアームの
交換が増えてきています。
対象は現行のC5・C6・407ですが、交換後に4輪のアライメントを調整します。
理由はマルチリンクはアライメントが狂いやすいからです。
写真はこれからシトロエンC6のアライメント調整が始まる所です。
「マルチリンクとはなんじゃいな~」と言う方の為にご説明。
字のごとくマルチなリンク、すなわち複数の継手で繋がっている足回りの事です。
その継ぎ手にの先にはゴムブッシュが付いていて、潰れたり切れたりして極端に言うと
継手の長さが変わってしまうのです。
そうです最初に決めていた足の位置が変わって(ズレル)しまうのです。
すると直進性が悪くなったりタイヤの内側が減ったり落ち着きが無くなったりします。
本来は1年に1度とか定期的に診断調整をする事が望ましいのです。
下のデーターはロアアーム交換に関係ない新車から一度も調整していないC6の
調整前と後のデーターです。
傾向としましては前後のタイヤが外を向いてしまうトーアウトと言う現象に
なりやすいのです。トーアウトは直進性が悪くなります。
C6だけなのか解りませんが、左リヤのキャンバーだけが寝ている(ハの字)状態が
多く見られます。
前のタイヤのキャンバーに比べてリヤはハノ字がきつく設定してあります。
絵では左右の差が大きく見えますがデーターでは許容範囲と判断しました。
一度もアライメント調整をしていないオーナー様は是非ご相談ください。