2016/03/13 投稿者 : rs-admin
ブログカテゴリ : PEUGEOT, アイシン製6速A/T, 修理・車検
お預かりしていますY様の407V6のA/T不良完治しました。
なかなか症状を確認できず時間を頂きました。
お預かりした日にクルマを移動しようとキーを捻ると、セルモーターが回らずエンジンを
掛ける事ができません。
バッテリーを診断機にかけると電圧が約10VでCCAが6と言う値でビックリ!
バッテリーの突然死ですね。
止まることなく来て頂けY様は強運ですよ。^_^;
まずはバッテリー交換となりました。
特に今の車はバッテリーが弱ったり最低限の性能が無いと色々と不具合を
引き起こすことがあります。
ABSや横滑り防止機能などのエラーが入ったり、ナビの電源が突然落ちたり
します。
枯渇するまで使う事は避けましょう。
Yさま曰く「症状はすぐ出ますよ」との事でしたが、バッテリー交換後試乗をするも
確認できません。
症状は20分位走ると、3~4速に入るときに空ぶかし状態になり4速に入らなくなる
との事。
かなり走り込みましたが、確かにギアが3~4速に入る時、「クックッ」とスムーズに
入らなくなる事は確認しました。
しかし、ギア抜けの症状を確認できないので、まずはATF交換をお勧めして全量交換
する事にしました。
ATFはかなり汚れていて、約12L交換しました。
症状を確認できないので一度お返して様子を視て頂く事になり、お返ししたのですが
帰り道に症状が出たとご連絡を頂き「ガックリ」・・・
戻って頂きすぐに同乗して症状を確認しましたが、症状が出ません。
30分位走りましたが全く症状が出ずY様もビックリ仰天あきれていました。
もう一度お預かりして毎日試乗すると、ある特定の条件で症状が出る事が解りました。
症状が出てホッとするのも変ですが・・・
特定できたのでピンポイントでパーツを交換して試乗、症状も全くなくなり完治しました。
今回の症状は初めてのパターンでしたので、これでアイシン製6速A/Tの不具合は
3つのパターンが確認できました。
いずれも完治しますので、不具合を感じている方はお気軽にお問合せ下さいませ。
Y様、有難うございました。