2016/01/18 投稿者 : rs-admin
S様のC6 2.7HDIをお返ししました。
LDSオイル漏れで入庫。(右側のC6です。)
殆どオイルが抜けていまして、P/Sポンプやハイポンプモーターユニットの痛みが
心配されましたが、現状問題ありませんでした。
当初、高圧ホース等がビショビショに濡れていましたので、破裂やクラックなど
ホース交換が必要かと判断しましたが、LDSオイルを入れてポンプを加圧して
状況を見るとホースからの漏れではありません。
想像外の漏れでした。
P/Sポンプから加圧されたオイルがP/Sラックへ向かうパイプの加締めの
緩みからオイルがシャワーのように吹いていました。
ここが緩む原因が解りませんが、緩んでいました。
最新のハイドロシステムは少々厄介で、車高を下げただけではオイルライン等の交換が
できません。
診断機に繋いでハイドロシステムの圧を抜く減圧処理をしなくては交換もできません。
ネジを加締めるにはラジエターホースが邪魔をしていますので、取り外して加締めました。
ついでにラジエタークーランとも交換します。
正常に作動を確認してテストドライブ。
S様有難うございました。
ps 最近ディーゼルエンジンのインジェクター不良の問題等が多いようですが、
いつもの様に諸説や神話的な事が言われておりますが、先日専門の方に色々と
伺ってきました。
別の機会に詳しくご案内したいと思います。
一つ、軽油の質の問題について調べた私なりの感想をお伝えします。
日本の軽油が質が悪いと言われていたのは既に10年以上前の話です。
軽油は硫黄分が問題になっていて日本でも2005年以降からサルファフリー
(低硫黄分)の物に変わっています。
今では硫黄分が10ppm以下で世界の最先端と同様との事です。
大手の看板のガソリンスタンドでしたら問題ないと考えます。
いつも思う事はネットで色々と書かれていますが、その根拠を言われる方は
いないようです。
批判ばかりではなく是非根拠をお示しいただきたいものです。
悪しからず。