XM 始動不良|修理・車検|RS-UNO – CITROEN、PEUGEOT、RENAULTをメインにメンテナンスや修理を行うスペシャルショップ<

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XM 始動不良

2013/10/28    投稿者 : rs-admin

ブログカテゴリ : 修理・車検

おはようございます。

今週は秋を感じられる1週間になりそうです。
屋根が空くクルマは是非開けてください。
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新規のお客様です。
XM EXCにお乗りのN様、毎度毎度、セルモーターが回らなくなる症状でご入庫。
シトロエン乗り用語で「セルカッチン」と言うそうです。

某専門ショップでセルモーターがダメで交換が必要と言われ、交換後も症状が改善されない
との事です。

確かにスターターを回そうとキーを捻ると、「カッチン」と言って回りません。
何回かのうちに回り掛かります。確率1/4って感じです。

これfだけでセルモーターがダメと言う判断も無謀ですし、そう判断したら外して直接電圧を
掛ければ判定できると思いますが・・・
交換はそれからです。
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お預りして4日目にキーを捻るとセルカッチンどころか電気が来てない感じです。
テスターで測ると 9V しかありません。

バッテリーが上がっています。4日前にテスターをかけた時は12.3Vあったので放電している
ようです。
まずは充電からです。
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怪しい所を発見です。
バッテリーのターミナルがボロボロです。

締めすぎていて調整しろが無く、手で拗れば回るのでダメダメです。
まずはここから手をつけることにします。

のび~太なんてのが付いています。
バッテリーの寿命が伸びるそうです。
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アーシングも複数見られますが無駄が多いです。整理しました。

見た目は太くて重量感のある線が効果が高そうですが、そうでもないんです。
おおかたは太くて抵抗の少ない線が良いと思っているようですが、一番大事なことは電子の
移動する速度です。

鉄> アルミ > 銅 と抵抗と電子の移動速度は銅が一番良いです。

しかしクルマの電気は「行きはよいよい帰りはこわい」と + が出て行く時は銅線ですが、
帰りは鉄、すなわちボディを伝わってバッテリーに戻ります。

銅と鉄では抵抗も電子の速度も違います。
+が銅線で出て行く速度と-が鉄で戻る速度は違うので電位差も生まれ、各々のパーツの
性能が100%出ないのです。

いずれまた詳しくご案内します。
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メーター内のA/Tポジションの位置が出ません。
バルブ切れのようです。
メーター本体を外します。
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プラスティックの出来が悪いので外す時は慎重になります。
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メーターを外し、裏側のユニットを取り外します。
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純正バルブは500円でソケットごと交換ですが、バルブのみ交換できます。

セルモーターもおニューが付いているので勢い良く回るようになりました。
その他、気になる点が幾つかあるのでN様にお伝えして次回にしました。