206のブレーキはこんな仕掛け
2007/04/09 投稿者 : rs-admin
ブログカテゴリ : 修理・車検
プジョーやシトロエンの右ハンドルに、ちょっと違和感を感じているあなた。
理由はちゃんとあります。
そもそも輸入車の左ハンドルに比べて、右ハンドルは完成度がイマイチです。
これはドイツ車を除けば殆ど同じです。(イギリス車はもともと右です)
1枚目の写真は206S16の室内のダッシュボードと中身を殆ど外したところです。
右下にペダルが3つ見えますか?
真ん中がブレーキペダルですが、3つのペダルを支えているフレームから左に
太いパイプが通っているのが判りますでしょうか。
このパイプが2枚目の写真に続くわけです。
通常、ブレーキのマスターシリンダー(ブレーキオイルの入っているタンクの下の
天狗の鼻みたいな物)が、左ハンドルは左、右ハンドルは右側にあります。
ところが色々な事情で右ハンドルに左側が結構多く見られます。
話が戻りますが、写真はそのからくりが解るものです。
先程説明したパイプがからくりです。
ブレーキペダルとパイプが繋がっていて、ペダルを踏むとパイプが奥に回転します。
すると(2枚目の写真)左側のパイプの端の接続金具がマスターを押すと言う
寸法です。
違和感の1つがブレーキのフィーリングですが、ダイレクト感にかけるのは、これが
原因です。
始点(ペダル)と作用点(マスターを押す金具)の距離があり、間に幾つかの接続金具が
介入するのでしかたがありません。
個人的には快適装備を削っても優先して頂きたいです。
悪しからず。