2024/08/17 投稿者 : rs-admin
ブログカテゴリ : C6, CITROEN, お役立ち情報, 修理・車検
ハイドロオイルはLHMとLDSの2種類が使われております。
シトロエンC5が登場以降はLDSで、それ以前のハイドロシトロエンはLHMです。
どちらもオイルシールやゴムホースに対して攻撃性が強いと以前にも記した事があります。
ホースもシールもカチカチに硬化して割れたり密閉度が悪くなり、また、クラックが入って
漏れる事もあります。
ハイドロ系を交換時にもちろん手にも付きますし、最悪は浴びる事もあります。
経験では顔にオイルが飛んで着いた時に、LDSの方が「ひりひり」とまでは行かなくても
違和感がありより攻撃性が強いと感じます。
そんなLDSですが、C6の場合、Fショックアブソーバーの高圧ホースジョイント部から
オイルが漏れます。
そこのシールの弾力性が無くなり漏れが始まります。
漏れると下のお皿を伝わってバンプラバーがオイルを吸収し、スポンジのようにオイルを
ため込み、ショックの上下でオイルを排出します。
漏れが多い場合は直接色々な所を伝わって下に落ちます。
このC6はタイヤを新調して約1か月後に異変に気付きました。
内側のサイドウォールが盛り上がってLDSがタイヤとホイールに漏れ伝わって付着しして
いました。
当初は漏れたオイルの影響とは思わずミシュランに相談しました。
ミシュランは製造の問題なのか否か、専門部署で原因を調べてくれます。
結果はLDSが付着したことによりタイヤがオイルを吸収して盛り上がってしまったとの
事です。
今までLHMオイルがタイヤに付着した事は幾度もあって、タイヤを痛めた経験は
ありません。
私の見解としては、LDSはかなり攻撃性が高いと思います。
結果、保証対象にはなりませんでした。
以前はハイドロオイルを漏れたまま平気で乗られている方たちがいて、足しながら乗れば
問題なく、オイルも新しくなるなんて言っていましたが、全くの間違えです。
愛車をご自身が痛めているだけです。
オーナー様もハイドロオイルの漏れにはより気を付けて頂きたいと思います。