2024/05/16 投稿者 : rs-admin
ブログカテゴリ : C6, CITROEN, PEUGEOT, RENAULT, 修理・車検
シトロエン・プジョー・ルノー共通のV6エンジン(XFV・既に生産終了)の
タイミングベルトは、比較的丈夫で(平均的に交換サイクル10万km位)国産車並みに
長持ちです。
弊社にご入庫頂くC6は、7万km~16万Km位と走行距離も多くなってきています。
タイミングベルトの交換歴が判る記録が無い物も多く、開けてビックリ既に交換している
クルマにも遭遇します。
このエンジンは交換しているいないの判断が簡単にできません。
タイミングベルトカバーを外すのに多くの部品を外す必要があります。
できるだけ交換歴の判るC6を手に入れるか、判断ができない場合は納車前整備で交換も
追加して購入する事をお勧めいたします。
タイミングベルト交換にはウォーターポンプも同時交換する事と思いますが、もう一つ
一緒に交換をお勧めする部品があります。
上の写真のようにカムプーリーの中心にカムキャップ(インテーク側のみ)が付いていますが、
ここからオイル滲みや既に漏れている事もあり、同時交換がお勧めです。
このエンジンはカムキャップからオイルが漏れていました。
(走行78,000Km)
カムはアクセルを踏めば高速で回転しますので、漏れているとカバー内でオイルが飛び散り
ベルトを汚し、時間をかけて下から漏れてきます。
このエンジンは、距離が進むとオイル漏れが多く発生し、いくつかの決まった所から漏れる
ので一概には言えませんが、タイミングベルトカバー下側が艶っぽかったり、オイルで
濡れていたりしていたら既に漏れている可能性も考えられます。
漏れが酷いと10万kmまで無交換とはいかなくなる訳です。
これがカムキャップです。
下が取り外したキャップです。
滲んでいたらカムキャップの交換をお勧めいたします。