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ディーゼルエンジンのインジェクター  問題

2020/01/08    投稿者 : rs-admin

ブログカテゴリ : C6, お役立ち情報, 修理・車検

ここ2~3年で、日本にもディーゼルエンジン搭載のシトロエン/プジョー
がインポートされ販売しています。

海外ではディーゼルの不正問題で下火になると、日本では活発に各メーカーがインポート
し始めましたが、何故なのでしょうか。

私が知るディーゼルエンジンのウィークポイントはインジェクターを含む
燃料系の不具合が多い事です。

高圧の燃料を作るポンプやその燃料を噴くインジェクターに不具合が多いのは
何故なのでしょうか。

シトロエンC6・2.7HDIにお乗りのお客様からご相談を頂いたのが昨年の6月でした。

走行中にノッキングのようなエンジン不調があり、エンジンフォルト(警告灯)が点灯
してご来店頂きました。

走行は44,000kmです。

P1066205

診断機で確認するとエンジンコントロールに4つエラーが記録されていました。

写真の通りP263/P269/P275/P272と2番6番以外のインジェクターに
異常が出ています。

ディーゼルエンジンのインジェクター問題

まずはお勧めの添加剤を入れる事にしました。
ウィンズのディーゼルエクストリームクリーナー(8,000円税別)を1本。

一ヶ月後に再度点検する事にしました。

2回目の点検で改善が見られなければ、インジェクターの交換を含めて次の段階に進める
事で了承を頂きました。

P1066206

その後も「フォルトは点灯した」とご報告を頂きました。

そして一ヶ月をむかえ診断機に掛けると、エラーがP263/P275と2つ減っていました。

P1066207

「さてどうしましょうかと」となりましたが、お客様が再度1本入れたいとの事で
入れました。

しばらく様子を見て頂く事にしましたが、その後ご連絡を頂き、「初期のノッキングの様な
不調は無くなり良くなった気がすると」ご報告頂きました。

P1066208

そして12月末にご来店頂き点検すると、エラーがさらに減っていました。
インジェクターに関しては3番のみです。

新たにP0087がメモリーされていました。
ここは消去して再度エラーが入るか見ていくことにしました。

ディーゼルエンジンのインジェクター問題

3本目にトライする事になりました。
補正値も不良初期の時よりかなり均等になりました。

全てのディーゼルにこのような結果(改善)が視られるかは解りませんが、効果がある事は
間違いないです。

ディーゼルを新車で購入したオーナー様には10,000km位から定期的に添加する事を
お勧め致します。

ディーゼルエンジンの修理は大きな出費になりますので定期点検をぜひ受けてください。
診断機でインジェクターの補正値が確認できますので、現在の愛車の状況が判ります。