2015/02/17 投稿者 : rs-admin
1年ちょっと前にセルモーターが回らなくなる症状で診させて戴きました都内のN様のXM、
LHMオイルの漏れでお預かりしました。
原因はハイポンプピストンシールからのオイル漏れでした。
高圧ポンプのオイル漏れは時間が経てば致し方ないので定期メンテパーツとご理解ください。
いつものように分解清掃と全てのオイルシールの交換です。
LHMオイルタンクからポンプに入るホースも硬くクラックが入っていて、抜いたら
割れました。
ここだけのパーツは出ないので汎用のホースを接いでまとめました。
O/H完了で取り付け、始動して確認、テスト走行です。
今回はピストンのお尻が少々荒れていたので6つ全てペーパーで研ぎました。
テスト走行でいくつか不具合が確認できました。
まず乗り心地が硬い、エアーを確認するとF3.2R2.0とフロントが入れ過ぎです。
N様に確認しましたら、某有名量販店の仕業のようです。
規定値に合わせます。
そしてフロントの車高が高い、ミドルに近い高さでした。
これではフロントの加重が抜けるような時に「ドン」と強いショックが出ます。
これは足が伸びきってしまった音です。
正常な場合はまず伸びきっても「ドン」とショックはありません。
調整して再度試乗、かなり改善できました。
Nさま曰くコンフォートスフェアを入れているそうですが、これでは全く
発揮されません。
XM乗りの皆様、乗り心地を柔らかくしたいと即コンフォートスフェアに走る
方がおりますが、まずご自身のクルマが本来の姿か確認することが肝心です。
これは新車から携わっていないとなかなか判りませんが・・・
そして不具合2は走行時、特にアクセルを入れた時にレスポンス(反応)が悪い、鈍い
のです。これは不快です。
いい加減な修理屋さんでは「こんなもんです」が聞こえてきます。
スロットル横のポジションセンサーを疑います。
これはなかなか判定が難しいですが、そこはテスト用のパーツが威力を発揮します。
スロットルポジションセンサーです。
テストパーツを付けて試乗すると見事に改善、間違えないです。
しかし国内に在庫がありません。バックオーダーで注文、それまでお貸しする事に
しました。
不具合3です。
長時間(1時間以上)の走行で信号待ちなど停止した時にエンジンがブルブル不整脈が
あるとの事。
Unoの診断機(ボッシュ)では4項目位しか診れません。
よってお世話になっているショップさんに診断してもらいました。
でも判りません。フォルトが一つも入っていませんでした。
こうなると症状が出るまで走るしかありません。頑張って走りました。
2回目で症状が出ました。
経験ではIGコイルが臭いと判断、これもテスト用で確認、交換後かなり走り込みましたが
症状は出ません。
仕上げにIGコイルを交換して終了。
Nさま、快調にお帰り頂けましたでしょうか。











