2012/02/24 投稿者 : rs-admin
ブログカテゴリ : 修理・車検
こんばんは。
PSA(プジョーシトロエン)の経営状況が厳しくなっているようです。
今年のルマン24H撤退に「おやっ」と思いましたが、まさかGMと交渉とは・・・
GMと提携するとあまり良い印象がありません。
今までオペル、サーブ、やフィアットと提携している事でアルファなど・・・
サーブは中国の提携話もGMに断ち切られ、どうにもならなくなりました。
プジョーも中国市場のみ黒字のようです。
GMに見放され、中国が手を差し伸べ、GMが・・・
など同じ顛末にならぬことを願います。
今、2台のBXのメンテをしています。
1台は写真の16TZI、もう1台は16TRS(ボビン)です。
TZIは91yで既に21年、TRSは83y既に29年経過です。
K様のBXは2年で2,000km位しか乗りませんので、戻ってくると調子がイマイチです。
16TZIはインジェクションと言えども電子キャブですのでカブリます。
チョイ乗りには向いていません。
プラグもご覧のとおりカーボンが付きます。(一方は清掃しました)
たまに高速道路を走ってくれると良いのですが。
いずれもウイークポイントを押さえたメンテをしていますので、今でも日常に使用できます。
アイドリングでのレーシングでフケが悪いので、カーボンインテーククリーニングをしました。
排気は外に出さないと大変なことになります。
白煙が一杯でますが、終了後はエンジンのフケが激変します。
BXで良くあるリヤコンビランプのアース不良、基盤の出来が悪く100%と言っていいくらい
アース不良になります。
本来は新品部品と交換がベストですがアース線を増設して対処します。
これでしばらくは大丈夫です。
Tipoなどで最近良く取り上げられているので触手を伸ばす方が出てきそうですが、
自分のライフスタイルやおサイフの状況などを良く吟味して購入してください。
保証が付いていれば安心なんて言うクルマではありません。
私はボビン時代の新車から関わっていますので、よく知っているつもりです。
BXは西武自動車が直営(都内)で、関東圏は販売権を持った販売会社が売っていました。
まず、定期点検整備をきっちり行なっているBXにはなかなかお目にかかれませんでした。
ですからもともと程度の良い物が少ないクルマです。
ボディは塗装で蘇ります。エンジンルームも綺麗にできます。
しかし、肝心の機械類は交換やオーバーホールをしなければ良い状態にはなりません。
良い状態にしたくても供給されないパーツも多くなってきました。
もしあなたがクルマを購入するとき、試乗などして気になることを担当に話したら
「フランス車はこんなもんですよ」
こんな言葉が出たら要注意です。
新車の時にそんなことはないからです。