プジョー208ピュアテック1.2L車検⓶
2025/01/27 投稿者 : rs-admin
ブログカテゴリ : PEUGEOT, お役立ち情報, 修理・車検
前回の続きです。
お客様から走行時にフォルトランプ点灯と・・・
エンジンを止めろ(STOP)と赤く出ると・・・
市内のお客様なので出張点検に行きました。
診断機を繋げるとBSIとエンジンマネージメントにフォルトが記録されていました。
BSI B182667(エンジン油圧警告不良)
ECU P15A821潤滑システム圧力が大気圧と一致しない
P15A121潤滑システム メカニカルモードの油圧が低すぎる
今問題になっている(日本ではあまり)オイル漬けのウエットベルト(タイミングベルト)が
溶けてベルトのカスがオイルポンプの吸い込み口を塞いでエンジンオイルをヘッドに十分汲み
上げられなくなる現象のようです。
オイルフィラーキャップを開けた写真ですが、特に2枚目は分かりやすいと思いますが、
ベルトに複数クラックが入っているのが判ります。
この車両はタイミングベルトのリコール対象車両では無かったので迂闊でした。
ここまでくるとタイミングベルトの交換しか手立てがありません。
ユーザーの皆様も簡単に視れるので要チェックです。
次回はEUでは結構問題になっていて、このエンジンは失敗作と言われ始めている事を
詳しくお伝えしたいと思います。
つづく