2017/09/20 投稿者 : rs-admin
解決できない207の結末です。
もちろん治りましたよ。(執念)
一からやり直すとE/Gルーム内のフューズBOXの15Aフューズが切れていました。
最近診断機に頼り過ぎです。
基本に戻ろう。
IGオンでフューズが飛びます。
配線図とニラメッコですが、この15Aの行き先を辿るとECU(コンピューター)です。
ここからは該当するカプラーから配線を1本づづ辿って断線、ショートの確認作業です。
と言ってもここからは忍耐との葛藤です。
地道な仕事は余り好きじゃないので・・(笑)
これに時間を相当とられました。
やっと原因発見!!
インテークマニフォールドにブローバイホースが接続されているのですが、この根元に
2極の配線がカプラーで接続されています。
この配線の取り回しが悪く、カプラーの根元から90℃曲がって下に下りて行きます。
これが外した配線です。
被膜が向けて線が裸になっていて、+側の線がエンジンブロックに接触してショート
していました。
上がオニューのブローバイホースです。
差し込み口の形状とカプラーが入る口の位置が変更されていました。
この問題はメーカーも把握していると言う事でしょう。
配線を修理して元に組み上げて、これで解決すると思ったら問屋が卸しませんでした。
このブローバイホースはヒーターが入っていてそれを作動させる配線です。
ヒーターの良否判定をせず元に戻した付けが返って来ました。
とはいってもヒーターの抵抗値も判らず新品部品を注文、そこで又試練が・・・
この207は車台番号からヒーターが付かない仕様で、取り寄せた部品はカプラーの
接続部が無い物でした。(写真は再注文したホースです)
プジョー・シトロエンジャポン曰くヒーター付は寒冷地仕様車なので日本仕様では無い
との事。
何て言われても付いているので、付いているブローバイを送ってちょうだいとお願い
しました。
長期格闘しましたが、やっとお客様にお返しできました。