407・C5・C6に搭載のAM6(TF-80SC)のバルブボディ交換
2015/03/03 投稿者 : rs-admin
ブログカテゴリ : C6, PEUGEOT, アイシン製6速A/T, 修理・車検
去年からご依頼のあった407・V6のA/T不調の修理が始まりました。
県内のH様、お待たせ致しました。
症状は乗り出しては問題ないのですが、一度クルマを止めて用を足して再始動後に
問題は発生します。
フォルトが入ってエマージェンシーモードに入り変速できなくなり、前後のシフト操作で
大きくショックが出ます。
そして数時間後に(オイルの温度に関係しているのか)再始動ではまた問題なく走れます。
診断機にかけるといくつかフォルトを確認。
A/Tのフォルトはソレノイドバルブの異常を示しています。
アイシン製のAM6は初めての事なので今回はH様と相談してまず中古のA/Tを用意
しました。
まずバルブボディを外して入れ替えて診ます。
外した中古のバルブボディです。
オイルが結構な汚れでATFの交換はあまりしていないようです。
大丈夫かな・・・
個人的な見解ですが、アイシン製も6万kmを超えたあたりから色々と不具合が出る
車両が散見されます。
ATFのオイル温度に関係性が多くあるように思います。
日本の交通事情ではオイルクーラーの容量が小さいのかもしれません。
高温が続いたオイルはダメージがありオイルの劣化速度も加速します。
そしてATFは交換不要と言う訳ですから・・・
つづく