2016/11/30 投稿者 : rs-admin
ブログカテゴリ : CITROEN, アイシン製6速A/T, 修理・車検
前回にA/Tのショックがあるとご相談頂き、ATFを全交換して様子を見て頂きました
S様のアルファ159・3.2 Q4リトロニックですが、ショックは消えずむしろ
だんだん悪くなっているとの事、お預かりしてソレノイドバルブを交換致しました。
一般的にアルファは整備性が悪いと良く言われていますが、ご多分に漏れずスペースが
少なくて頭を使います。
フランス車の方がやりやすいと言うとなんか違和感がありますが、事実です。
バッテリーや周りの物を外してやっとA/Tが顔を出します。
A/Tのオイルパンに被るようにオイルクーラーが付いていますので、まずはクーラーと
ブラケットを切り離します。
症状からソレノイドバルブを2個交換しました。
そしてオイルパンを戻してATFを注入して完了です。
159はフレームが邪魔をしてオイルパンの脱着は少々厄介です。
通常はオイルパンに液体シールを塗布して戻すのですが、159の場合はオイルパンを
戻す道中に色々な所に接触してシールが取れるので、ガスケットを作って対応しました。
一度お電話でご相談を頂き、ご予約頂いてお預かり致しました神奈川県のH様の
シトロエンC5・V6サルーンです。
アンダーカバーを外すとミッションの下あたりにオイルが漏れて汚れた跡を発見。
Hさま曰く、少し前にDラーでショックがあるのでATFの交換を依頼した経緯が
有るとの事。
記録簿を見ると、4L交換とあります。
どう交換すると4Lと言う半端なオイル量になるのか判りません。
ミッションケースがオイルで濡れています。
エアークリーナーBOXやダクトなどを外して行くとA/Tミッションが顔を出します。
そしてオイルパンを取り外し。
本来ならオイルパンがミッション側に張り付いていて簡単に取れないのですが
「ポロッ」と取れました。
一度あけているようです。
オイル漏れの原因はこのオイルパンから漏れていました。
症状からはソレノイドバルブ1個で良いかと思いましたが、H様が2度手間になるのなら
今後交換する事があるバルブも交換してくださいと堅実なご判断を頂き2個交換しました。
古いシールは取り除かないとオイル漏れの原因にもなります。
H様のC5はダンロップ・ビューロVE303を装着していましたが、乗ってビックリ
これがすごく良い乗り味で、細かい段差の当たりはミシュラン以上かもです。
C5のお勧めタイヤに1票です。
H様は色々悩んでこれに決めたそうです。グレイト!!
〇〇ストーンより数倍良く感じました。
アルファ159はショックが無くなり快適とご報告を頂きました。
シトロエンC5は殆どショックは無くなったが3速~2速に落ちる時に少しショックがあると
ご報告頂きました。
S様、H様、有難うございました。