2026/08/19 投稿者 : rs-admin
ブログカテゴリ : C6, CITROEN, PEUGEOT, RENAULT, お役立ち情報, 修理・車検
PRV(プジョー/ルノー/ボルボ)から始まったV6エンジンですが、時を経て最終系が
シトロエンC6/C5、プジョー407/607、ルノークリオV6/アヴァンタイム
に搭載されました。
シトロエンで言うとXMフェイズⅠのシングルカムの170PSから始まり、フェイズⅡの
ツインカムの190PSに進化して、その後エグザンティアV6に搭載、さらに進化してC5
フェイズⅠ・Ⅱで210PS、そしてC6で215PSで最終を迎えました。
初機から最終までにヘッドを4バルブ化してさらにバルブタイミング機構を付けて
45PSのパワーアップです。
NAのチューニングで45PSアップは簡単ではありません。
ルノークリオV6フェーズⅠはECUやバルブタイミングの見直し等で233PSとさらに
パワーアップし、フェーズⅡでは255PSまでアップしました。
一説ではポルシェのチューニングでここまでパワーアップしたと言う説もあります。
そのチューニングに一役買っているのがバルブタイミング機構ですが、今では当たり前の
機構になっています。
このバルブタイミングを制御しているのがカムソレノイドバルブです。
このエンジンのカムシャフトは4本なので吸気側2本のカムを進角/遅角させる役目です。
前置きがとても長くなりましたが、このカムソレノイドバルブが数年前に生産終了して
交換に苦労しています。
ここまで円安や政情不安で航空運賃も高騰すると、もともと高価な(最終価格4.8万円)
部品なのでeBay等ではさらに高騰していて簡単に交換できる物ではなくなっています。
そこで皆様が不安になりつつ手を出してしまう中華製のソレノイドバルブを検証して
みました。
1本1万円しない代物です。
とりあえず抵抗値と作動を確認します。
抵抗値は基準抵抗値内で、電磁バルブも問題なく作動しています。
付いていた純正のソレノイドバルブは抵抗値はぎり基準値内で、弁の作動反応は対比で少し
遅いです。
右が純正、左が中華製です。
一見同じに見えますが間違い探しをしてみてください。
そうです、その通りです。
電磁バルブですので、エンジンの回転数、水温、カムの位置等々の情報からECUが
最適なタイミングでカムギアを変化させ、油圧でカムを進角/遅角させます。
ちなみに進角とは吸気バルブを速めに開き、遅角とは遅めに開く事です。
低回転ではトルクを太く、高回転ではより多くの吸気でパワーを上げる仕組みです。
前後2本交換しました。
はたして正常に作動するか否か・・・
まず違和感なくエンジンは始動できました。
異音等はありません。
アクセルをあおっても上までスムーズに回ります。
さあ 試乗です。
結論
問題なく走り上まで回しても違和感もありません。
トルクも2500rpmから盛り上がり純正と変わらない印象です。
純正ソレノイドバルブの代わりには十分なりえると思います。
中華製なので後は耐久性が少々心配な点です。
ソレノイドバルブが上手く機能しなくなると、冷間始動時に1~2秒「ガラガラ」と
異音を発し、走り出して2500rpmからトルクが盛り上がらず加速がもっさりして
「おそっ」となります。
「俺のⅭ6はまさにそれだ」と思ったら点検しましょう。






