2025/03/07 投稿者 : rs-admin
何度か車検・修理等で入庫しているC4ピカソ1.6HDIの6M/Tです。
もちろん正規輸入ではございません。
オーナー様は週末に都内から長野のご自宅に帰る週一回ロングドライブな通勤でございます。
昨年10月に都内のご自宅に帰路中にエンジンフォルト警告灯が点灯して不調になりました。
なかなか加速できなかったが夜遅くなので何とか自宅に帰れたとご報告を頂きました。
何度か予兆があり、フォルト点灯/消灯を経験しておりました。
11月末にお預かりして長期入院です。
診断ではエンジンマネージメントにP0271のフォルトコードで、インジェクター4番の
配線ショートと出ております。
細かく見て行くと4番のインジェクターの噴射が0です。
全く噴いていないので3気筒の状態でした。
ディーゼル車のインジェクターの問題は切っても切れません。
一説で街乗りを避けて高速走行で乗ればインジェクター問題は起きないと言われますが、
そんなことは無い事の一例です。
ディーゼルは詳しくないし実績もないので診断の結果をもとに対応していくしかありません。
配線には問題がないのでインジェクター(4番)の交換になりますが、走行距離も12万キロ
を超えているのでインジェクター4本交換が最良と思います。
ディーゼルのインジェクターは定期交換部品と考えた方が良いと思います。
中古車で購入を考えている方は、過去歴にもよりますが、購入時にインジェクター全交換で
予算を組む事をお勧めします。
このピカソのインジェクターは1本75,900円ですので、4本で30万円を超えます。
インジェクターが不良になると今まで稼いだ燃料代が一気に赤字に転落します。
各補器類を外していくとインジェクターとご対面~です。
不良のインジェクターです。
全てのインジェクターを交換します。
ディーゼルのインジェクター交換は、交換後に各インジェクターに記してあるコード番号を
入力する儀式があります。
そしてインジェクターの設定をするために走行しながらプログラミングをして完了です。
絶好調でお返し出来ました。